データ転送量は、無制限と明記されていても 実は制限は存在する


データ転送量とは、

Webページを閲覧する時に、設置されたサーバ側から、送られるデータ量で、
サーバーとユーザーとの間に、転送できるデータ量の上限を指します。

その他に、「メールの送受信」「FTPでファイルの送受信」などの、
一般的には、全てのデータ量が含む場合が多い

要するに、
集中したアクセスで、サーバーに大きな負荷をかける事を抑える為に、
レンタルサーバ業者が設けた、データ送受信の容量の制限を指します。





データ転送量



Webサイトのアクセス数が多くなるほど

転送量は多くなります。


例えば、閲覧者が10KBのページを開いた場合、
10KBのデータを、サーバーから転送された事になり、

この時点で、10KBの転送量が消費です。

更に言うと
このページを開いた瞬間に、あなたのパソコンは、私のサーバーから
ページを転送した事になり、サーバーの転送量が消費されました。

そして、「1ヶ月当たりの転送量は1GBまで」と、決められていれば、
これが転送量の上限(目安)に当たります。

ですので、転送量が多い場合は、その分のアクセスを見越せると言う事になる






転送量の制限を超えてしまった場合



以前に多かったのは、転送量オーバーの課金制度で、
「制限を超えた時に追加料金が発生する」と、言ったような制度もありましたが、

現在は、「転送量課金」を、採用してるサーバー業者は、あまり見受けません。

大幅に転送量オーバーする場合には、サーバ事業者から警告を受ける事になり、
プラン等、見合わせなどの、改善を余儀無くされる事になります。

警告を受けた際に、改善が見込めなければ、
強制的に、アカウント停止になる場合もあります。

「爆発的に大量のアクセスを集めているサイト」など、大幅に転送量が必要な場合は
制限の多い共用サーバーか、若しくは、専用サーバーを利用する事が良いでしょう。






必要な転送量は、どのくらいが目安?



具体的に転送量の計算して見ましょう。

どのくらいの転送量があれば、
十分に活用できるのかを、把握する必要がありますが、

最近の共用サーバーは、転送量の制限を高めに設定してるようです。



「50GB/日以上の設定」なども、珍しくはありません
これだけの転送量があるならば、ある程度は活用できる!



全てのデータ量を含め、1ページ当たりの容量を大きく見積って、2MBと想定
(動画は別として、およそ1ページあたり1MB~3MB位ではないでしょうか)


1,000ページ、開かれたとした場合は、

2MB×1,000アクセス = 2,000MB = 2GB

10倍の10,000ページの時は、20,000MBですので、20GB
1,000MBは、1GBです。


つまり、1日 1GB までとなると、1日 500回 のアクセス数となり
1日 70GB であれば、70倍の 35,000回のアクセス数に耐えれることになる


1ページ当たりを「2MB」と、多めに想定しましたので、
実際は、もう少し余裕があるかもしれません。

当サイトの場合、20,000アクセスで、22,000MB(22GB) 位の転送量でした!
キャッシュ等の考慮は行ってます

まぁ、一概にいえませんが、
1GBの転送量で、500PV~1,000VP ってとこじゃないでしょうか!

画像もほとんど使っていない!ブログ的なWEBサイトであれば、
250KB、500KBで計算でも・・・500KB/1P ⇒ 1Gで2,000PV っとこかな

1,000KB = 1M 1,000MB = 1G


基本的には、用途や、ページ毎でも、サイズは異なるでしょうし
概算的な、計算だと思って下さい。

ヘッダ、サイドバー、フッターも含め、CSS、JavaScript、様々なデータも含む
やはり画像(50KB、100KB、200KB)だの、たくさん使えば、

データ転送量も、それらに伴ってきますね!
ページサイズは「pingdom 」で確認できますね

キャッシュ等の考慮されている場合は、データ量を軽減されることも可能です





いずれにしろ、転送量の目安を把握するのと、
ご自身で使用する転送量を、見極める必要がありますが、


高めに転送量を、設定してるサーバー事業者であれば、
あまり気にする必要がないかもいれません。


また、ほとんどの、レンタルサーバーでは、
目安の転送量を、公言しておりますので、把握はしておきましょう。


但し、たくさんのサイトを作っていくとなれば、
直ぐに、転送量が達してしまう場合も出てくるので、

複数の運営を考えているのであれば、
その辺も、踏まえて、転送量の多いところが良いと思います。






但し、短時間に集中してアクセスがあった場合、

一時的にダウンする現象もあります。


共用サーバーは、
1つのサーバーに格納されている物を、複数で共有する訳ですから、

アクセスが集中することで、サーバーへの負荷が大きくなり、
パフォーマンスの低下を招くこともあります。

要するに、転送量がオーバーしていなくても、
サイトが表示しにくい状況や、一時的にタイムアウトする現象もあると言うこと!

転送量

転送量が大容量だからと言って、
  すべて鵜吞(うの)みにはできない!

サーバーは、バックボーンに「共有回線」として、
接続されていて、複数のユーザーで、回線を圧迫すると、
表示速度や、ダウンロード速度が低下する場合がでてくる!

例えば、転送量が「1000GB」以上の大容量と、記載されていても、
これは、あくまでも、性能敵に理論上で問題ないと言うことになり、

極端な話し、帯域が「100Mbps共有回線」だったら、
満足に、表示速度やダウンロード速度が、低下することにつながる!

近年は、「Gbps」と大きな容量で、接続されている傾向はあるものの
非公開になっている「収容人数」で、共有されて使う形ですね!


また、レンタルサーバーでは、同時アクセス数の上限も設定していて
集中してアクセスが集まった場合に、「503接続エラー」を返される事もある
同時アクセス数の上限とは

ですので、転送量は、あくまでも目安となり、アクセス数が多くなってきた場合に
連続的・集中的に、大量トラフィックを発生することで、一時的な制限がでる仕組






「転送量無制限」は、上限なく利用出来る

ものでは、ありません!

「転送量無制限」ではない

転送量の無制限とは

多くのサーバー事業者では、転送量の目安が公言されてる様ですが、
その中でも、転送量が無制限と、表記されてるものもあります。



転送量が無制限と明記されていても、実は制限は存在する!




無制限とあるのであれば、「無制限」に利用できるのでは?
と、思いがちですが、実はは、この無制限とは、



明確な基準を設けてませんよ!、追加課金制度はありませんよ!
と、言う意味合いになります。



ですので、共有されるサーバーの、影響を及ぼす、
負担が大きい転送量であれば、レンタルサーバー事業者から警告され、

上位のプランなどの見合わせを余儀なくされます。




もちろん、改善ができないのであれば、
「ご利用を遠慮いただく場合がございます。」と、あります。



ですので、転送量が無制限は、
上限を気にしないで、利用できるワケではありません。



結局、無制限と言っても、
「帯域共有回線」や「同時アクセス数の制限」などに、左右されてしまうので、

「無制限=無限」ではなく、「無制限=制限まで」と、言うことなので

例えば、転送量の制限値が
「1日20GB」と「無制限」では、無制限の方がよく見えるかもしれません

ただ、無制限でも、そのサーバーの限界値が「1日3GB」だとしたら
3GBまで無制限と言う事なので、当然、「1日20GB」の方が優位になります




低価格にも関わらず「転送量が無制限」と明記されてる場合は、
逆に、転送量は低めに設定してる!と、疑っても良いかもしれませんね!




アクセスを見込める、Webサイトであれば、「無制限」ではなく
転送量が明記されてるサーバーをお選びする事が、良いかと思います。


もちろん、高性能なパフォーマンスを提供していて
尚且つ、「無制限」と、なっていれば、いくらでもとはなりませんが、


相当量の転送量が、確保されている場合があるようで
その場合は、価格帯も、それなりの費用になるのは必然的ですね!